「家に入らないのか?蓮唯。
体冷えちゃうぞ?」

麗都が家からひょこっと首を出していう。

〝プルプル…〝

蓮唯は大きく震える。

「どうした…!?寒いのか!?兄ちゃんが今あたため…「うっさい!」

蓮唯の声とともに麗都の頬には鋭いパンチが…。

「れ、蓮唯!?そんなに俺のことが…」

麗都は頬を抑え涙ぐんでいう。

「あぁ。気色悪いくらいにあんたが大っきらいだね麗都!!」

蓮唯はそう言って家に入って行く。

「れ、蓮唯ぃ~~???兄ちゃんが悪かったよぉ~…
機嫌直してくれよぉ~」

麗都はそう言い二階に上がる蓮唯を必死で追いかける。

「待ってよぉ~蓮唯!!」

〝ブチッ〝

蓮唯の中の何かが切れる音がした。

「あぁ!!うるさい!!麗都黙っててよ!!
あんた自分が何しでかしたのかわからないくせに謝るのやめてよね!?
そういうのムカつくの!!とりあえず今はほっといてよね!!」

〝バタンッ!!〝

蓮唯はそう言って勢いよく扉を閉めた。