まだ好きなのか、私は。 勝手に体が動いた。 「・・・。」 やっぱりとてもいい家育ちだと思い知らされた。 車の中は私の大好きだった一翔のにおいがした。 「一翔には西條財閥のご息女との結婚を勧めましたの。」 「…そうですか。」 「一言だけ、わかったといってくれましたのよ。とてもお行儀がよくて可愛らしいお嬢様であんな子がうちの一翔の子供を産んでくれたらって考えるだけでもううれしくて!!」 私はこの厚化粧女のデレデレを聞きに来たのか。 いや、違うはず。