「あっ、うんっ!大丈夫だよ。椅子から転げ落ちちゃって…。

それよりこれ!疲れたと思って買ってきたの!」


そう言って私は買ってきたいちごミルクを渡した。


日向君はそれをみてびっくりしている様子…


もしかしていちごミルク嫌いだったかな…?


「あっ、これ嫌いだった?ごめんね…」


私は差し出していたいちごミルクを持っていた手をひっこんだ。


「あっちげえよ…。俺こんなんだからいちごミルクとか渡されんの初めてで…、
これ嫌いじゃねえしもらっとく。」


と言って私の手からいちごミルクをとった。


そしてストローをさし口にくわえながら


「帰るか。」


と言って歩き始めた。


「あっ、うん!」


私は急いで日向君の後ろをついていった。