って何見とれてんの!


やばいやばい、ボーッとしてた…


「日向君!はいこれココア。」


そういってあったかいココアを渡した。


「ん。ありがと。」


あれ…さっきまでの可愛い日向君は消えてしまった…。


「あのさ…」


日向君が口を開いた。


「俺が名前決めていい?」


「もちろんだよ!何ていう名前にするの?」


「…空」


空…


なんで日向君がその名前にしたいのかはわからないけど…


元気なこの子に空という名前はぴったりだ。