私を照らす君。



なんであいつは…俺のことなんか呼び出すんだよ…。


俺ともう関わらなければいいのに。


なんで自ら関わろうとするんだよ…。


俺は行かねぇ。


きっとあいつは俺を騙そうとしているんだ。


くだらねえ。帰ろう。


そう思ったが、あいつの下駄箱にはまだ靴がある。


まだ学校にいる証拠だ。


「くそっ…」


わかってる。あいつは俺を騙したりなんかしねぇ。


そんなの俺が一番良くわかっている。