それからは誰のことも好きになることができず、そんなことをされても彼を忘れることはできなかった。 そして、いつの間にか12月5日まで時は経っていた。 この日のディズニーで私は翔と出会った。 この人のことをもっと知りたい。 久々そう思ったのだ。 できることなら今すぐにでも会いに行きたい。 「美羽?」 「はっ、ごめん…」 「俺が元彼のこと忘れさせてあげるから、もう泣くな」 次の日の夜、私は翔に、元彼のことを話していた。 すると彼はそう言ってきた。