「ひろです。よろしくお願いします、美羽さん」 一瞬で私はこれが恋だと確信した。 彼が笑って私の名前を呼ぶ。 それだけでうれしかった。 その後私たちは好きな歌手が同じで意気投合したり、 帰り道が同じということもあり 一緒に帰ったりして 仲良くなっていった。 「美羽さんは好きな人とか居るんですか?」 ある日の帰り道だった。