【完】向こう側の白鳥。









中は大惨事。


私が倉庫を抜けたときと、全然違う。




そんな中、私は見つけた。


俯せに血を流して倒れる彼を。





「俊二!!」




駆け寄る。




至るところが血が出ていて、とても痛そう。




悪いのは俊二だから、この傷は自業自得。



分かっていても、見るこちら側としては可哀相で仕方ない。





「……んだよ、柚子か……。まだ、いたのかよ……犯すぞ。」



「そんなこと言って、一人じゃ起きることも出来ないくせに。」




「…………うっせえ。」





俊二が体を起こすのを手伝って。



ついでに近くにいた、康稀さんを起こすのにも手を貸す。