【完】向こう側の白鳥。









ていうか先輩……。


首触らないでほしい、痛いから……。





「他は!? 他に怪我してない!? 血とか出てな……!」



ドゴッ。



「落ち着け!!」





見事、一ノ宮先輩の頭に入った沢渡先輩のチョップ。




……でも沢渡先輩。


今、物凄い音しましたよ。





「っっっ、何だよ! 竜!」



「……柚子困ってんだろ。」





やっぱりナイス、沢渡先輩。



確かに、一ノ宮先輩の行動が少し荒らすぎて色々と痛かった……。




まだ背中、ジンジンするし……。





「あ、ごめん、柚子……。」



「いえ、大丈夫です。」





シュンとした一ノ宮先輩。




……どうしよう、耳と尻尾が見える。