【完】向こう側の白鳥。









私は結果論ならしい。


結果さえ良ければ、あとは手抜き。




『オレ、お前みたいなのが一番嫌い。』





白鳥家には父親がいない。


お母さんと、お姉ちゃんと私だけ。



昔から男に縁が無かった白鳥家だけど、彼の言葉でさらに、私は男の人が苦手になった。








今回も同じ。





お姉ちゃんはもういないけれど、お姉ちゃんとの思い出は私の心にある。



いつも優雅に微笑んでいたお姉ちゃんを、私のエゴで悲しませるわけにはいかない。




一ノ宮先輩も、元はお姉ちゃんが好きだったんだから。


私さえが、身を引けば……。




私さえが、我慢をすれば……。