【完】向こう側の白鳥。









――天井が、白い……。





最後に見た黒とは真逆の白が、薄く目を開いた私の視界に映った。





「白鳥!! 目が覚めたか!」





横から掛けられた、聞き覚えのある声。



ほんの少しだけ横に視線を向ければ、声の主はかっちゃん先生だった。





「悪いな。今、保健の先生は出張中で……。とりあえず保健室で寝かすことにはなったんだが。」





あぁ……ここ、保健室なんだ。



だから天井が白いんだ。





でも……。



「なんで私、保健室なんかに……。」



「倒れたんだよ。白鳥、お前最近ちゃんと寝てるか? 物凄い隈だぞ。」





かっちゃん先生にソッと、目の下を触られる。