【完】向こう側の白鳥。









午後八時、屋台の近くの河川敷に腰を下ろしていると。





ドーーーン!!!!





……大きな、色とりどりな、花火が打ち上がった。





見晴らしは最高、一発目の花火。



色は黄色。





「花火、始まった。」



「ですね……。」





周りの人も、慌てて河川敷に腰を下ろしていく。



寧ろ、今まで私達以外に誰もいなかったことが不思議。





ドーーン、ドーン!





最初の大きな花火を始めに、小さな花火や鮮やかな花火が打ち上がっていく。





情熱の赤、自然の緑、澄んだ空色、


輝く黄色、甘い桃色、爽やかな青、


夕日の橙色、全ての始まりの白。