【完】向こう側の白鳥。









それでもお姉ちゃんが好きだった。



自慢のお姉ちゃんで、いつも傍にいた。





そう、だからこそ、





「これが真実で……。」





お姉ちゃんも、一ノ宮先輩を想っていたなら……。








私は……。





「お姉ちゃんを、裏切れない……!!」










一ノ宮先輩が好きです。





……でもそれと同じぐらい、お姉ちゃんが好きなんです。





私にはいつも優しくしてくれたお姉ちゃんを、裏切れない。





だから、これが真実なら……。



私の思うことが本当のことならば……。





「好き……。」








……先輩へのその想いは、二度と口にしない。