「ーーでね……てか、梓聞いてる? 」 「えっ、ごめん」 昼休み。 私とマヤは、屋上でご飯を食べていた。 「今日の梓、何かぼーっとしてるね。何かあったの? 」 「……いや、何もないよ」 夜神のこと言えるわけないし…… 誤魔化すしかないよね。 「ふーん……」 「んで、どーしたの? 」 話を変えるため、 私は違う話をふった。