「ただいま、咲良さん、雅貴さん」 『おかえり、満桜ちゃん。』 「今日はあの屋上に行ってたんだっけ?」 「うん」 「晴れてよかったね」 「うん、………あれ?」 「どうしたの?」 ――――――…サァ… 「雨、降ってきた…」 「さっきまで、晴れてたのにね?」 「夕立かな」 重い雲が、何故だか2人を思い出させる。 嫌な予感がする。 こういう時の私の勘は当たることが多い、 母が死んだ時もそうだったように。 知らずに手に力が入る。 夕立かと思われた雨は 結局、次の日の明け方まで降り続いた。