あー寒いなぁ。もう12月だもんね。


「おい南っ!」


後ろから声が聞こえた。


振り向くと…


「森田?」


森田が走ってこっちに向かってきた。


「どうしたの?」


「お前は一人で勝手に帰るなよ。」


「いやだってもう暗いし…」


「だから一人で帰るなよ!お前も一応女だろ?」


森田も部長もさっきから一応一応って…


普通の女の子ですから!!!


「じゃあ私はどうすればいいの?」


「はぁ?お前馬鹿かよ。俺が送ってやるんだよ。ばーか。」