「ほら、次お前の番だぞ」

開いてなかったらしい保健室の前で体育座りをし、待っていた咲山慎に声をかけた。

「はい。わかりました 。」

ふわり、とスカートをなびかせて立ち上がる慎。

原はその様子を見てから生徒指導室へと足を運んだ。

「…うわ、先生、もしかしてさっき、タバコ吸ってました?」

指導室に入った途端に眉根を寄せる慎

「あぁ、悪い。匂うか?」

先程まで座っていたトコロヘスタスタと歩きまた同じように座る原

「大丈夫です。でも、女の子の前で吸うのはナシですよ?」