「瑞樹学校どこなの?」
「愛羅の学校の横だよ」
私が行く学校は私学の中でも10のうちにはいる進学校。
瑞樹が行く学校は5本の指に入る程の賢い学校。
「瑞樹ってそんなに賢かったっけ」
「愛羅俺のこと見くびりすぎ」
「そういえば昔から勉強教えてくれたりしたね」
「そうだよ。恩知らずめ」
「ちょっとみないだけでチャラチャラしちゃってるんだもん」
「は?意味わかんね。」
「なんで金髪なの?最初誰かわかんなかったし。」
「似合わないかな?」
「んーん。かっこいいよ。」
「ありがと。」
瑞樹は私の左側の髪をみみにかけた。
「ちゃんとつけてんだな」
「瑞樹だって」
「なくすなよ」
「なくさないよ」

