「なに、これ…」 自分の髪に触れた瞬間めまいの様な感覚がして目の前が暗くなった。 そこからは私の脳に直接語りかけるような男の人の声。 その声は全員同じ、一人だけだった。 映像や姿、形も色もない。 ただ声が聞こえるだけ。 隠し扉…? それに、あの人は誰かと一緒にいた。 名前を呼んでた気がするのに…そこだけは聞き取れなかった。 夢、なわけないし… 今のは一体…? 不思議で仕方なくて私はもう一度髪を結ぶ為に白髪に触れる。 「……」 …何も起こらない。 さっきのは疲れから変な妄想でも…?