じぇりーふぃっしゅ

「でも、見つけてくれたのは悠ちゃんだったよ?このブランコでずっと泣いてたところ…見つけてくれた」

嬉しかったなぁ…と笑う美里の鼻が少し赤い。

「悠ちゃん…かっこよくなったよね…でも、いつもなんか考えてて…」

美里の言葉1つ1つにドキドキしてる。なんだ、この…変な気持ちは…

「悠ちゃん、無理して大人にならなくなったっていんじゃないかな…」

美里と目が合った。

「美里、悠ちゃんらしい悠ちゃんが好きだよ。」

少し照れた顔した美里が俺の目を見て「好き」と…言った。

時間が止まった気がした…。それと、同時に高島と横尾を思い出した。

「言いたかったことはそれだけ!何か照れちゃうねー」

と、笑う美里。
なんで、俺はこんなに素直になれないんだ…

「あ…っと…俺…」

多分、ひどい顔をしてたんだろう。美里は、俺の顔を見て…