手に持っていた財布をリュックにしまい教室の入り口を見ると龍平先輩が立っていた!? せ、先輩! ドキドキしながら身だしなみを整え先輩のところまで行き、静かに呼吸を整えると顔を上に向ける。 「あ、あの...どうしたんですか?」 うっわあぁぁ...まじかで見る先輩って相変わらずカッコいい! 「さっき虎から渡されたんだけど、これヒナちゃんのお弁当だろ?」 そ、そのヒヨコの包みは、間違いなく私のです。 「ありがとうございます。取りに行こうって思ってたんです」