先輩には、感情って無いの? 好きな人はいないの? もう最悪だよ。 笑っている龍平先輩の顔を思出し泣きながら目を閉じた。 ・・・ルルル 何処からかスマホの音が聞こえてきた。 バンバンと枕上を叩きスマホを探すのだけど・・・見つからない。 被っていた布団から顔を出し音の出る方に耳を傾けるとベッド下に放ったトートバックから聞こえてきた。