「オレも大好きだぞ~!!」 学校中に響き渡る声で叫び走り出すと数分後、息を切らした虎先輩が教室に入って来て私の手を掴んだ。 「ヒナ」 「っもう虎先輩、恥ずかしいです」 「オレは、全然かまわない。キスしようか?」 ちょっと恥ずかしくて顔を下に向けてから顔をあげ目を合わせると虎先輩の手を引っ張りチュッとキスをした。 「クソ...めちゃくちゃにしたくなる」 そう言って虎先輩は、私のリュックを手に持ち一緒に教室を後にした...。