「ヒナが寂しい思いをしてたなんて気づかなかった」 虎先輩は、クシャリ髪を掴むと私の手を引っ張りギュっと抱きしめ呟いた。 「ちょっと、遅くなるけど待ってろよ。そしたら一緒に、ご飯食べて沢山話そう」 瞳を重ねドキドキしながら瞼を閉じると吐息が唇に近づいてきて優しく触れた。 私にとって初めてのkissは虎先輩だけど 虎先輩にとって私とのkissが人生の中で1番大切だって思われたいです。