「それもそうだけど1番分かりやすいのは、好きな相手にプロポーズする為の光」 プロポーズ? 「好きな相手を見つけてプロポーズするの」 虎先輩の足が止まった。 「オレは、ヒナが光ってるのを見つけたって事なの」 ・・・それは、どういう事なんですか? 恥ずかしくなって虎先輩の手を掴んだまま顔を下に向け道のりに歩いていくと小さな光が水辺に見えて来た。 「ヒナ、見てみろよ」 下に向けていた顔を上に逸らすと沢山の蛍が水辺でふわふわと舞っていた。