「ごめんなさい」 「なんでヒナが謝るの?」 「虎先輩の事情知らなくて冗談ばかりだって思ってた」 「オレも初めは、言うつもりなんて無かったよ。でも...ヒナと一緒に居るうちに話してもいいかなって...」 「ありがとう...」 「オレもな」 虎先輩の袖を掴み顔を下に向けながら、ちょっとだけ涙ぐみ一緒に帰って行った。 「ヒナ~急げよ」 「ちょっと待ってください」 束ねた髪を整え浴衣の重なった部分をキュッとすると下駄を履いた。 「ヒナ?」 「似合いますか?」