急いで玄関に行き、おばあちゃんを見る。
「おばあちゃん・・・布団は、自分で敷けって」
「あ~布団かい?別にいいだろうよ、他の部屋は荷物とか沢山あって片づけるのめんどくさかったしどうせカレシなんだろ?同じ部屋で寝たからって、どおってことないさ」
サラっと流す性格は、母さんと同じ。
高校生なのに、花盛りの孫をカレシと同じ部屋に寝かせるなんて...
「でも...」
「気にしてるのは、ヒナだけだろうよ」
おばあちゃんは、私の後ろの方に視線を向けるから振り向くと虎先輩がニコッと笑い親指を立てグッジョブみたいな合図を送っていた。

