今日もイジワルでわがままな虎先輩に振り回されてます。



ケンカでもしてるのかな...

「奏くん、電話切ってもいいの?」

「気にすんなって、あ・・・花火があるぜ、買って行こうか?」


奏くんは、3㍍ほど離れた雑貨屋さんに指を指し歩き出した。


「待って」


後を追いかけ雑貨屋さんの前にあるワゴンの中を見ると沢山の花火が盛られていた。


うわ~ねずみ花火やロケット花火、他にも沢山ある。


・・・線香花火だ。


線香花火が入った袋を手に取り昔を思い出した。


おばあちゃんと縁側でスイカを食べながら線香花火したっけ懐かしい。