「ドーベルマンなのに王子様?それって・・・王子よりケダモノって言ったほうが早いんじゃないのか」 ・・・ケダモノ 初めは、それに近いって思ったかも。 でも付き合っていく内に凄く優しいって分かったんだ。 「そんな事ないよ。優しいもん」 「ヒナは、男を分かってないな~その内ケダモノに変身するぞ」 「奏くんは、そうなの?」 そう見えないけど。 「男はみんなヒツジの皮をかぶったオオカミって事」 奏くんは、そう言ってニカっと笑いラテを飲みほした。