「変な繋ぎ方」 虎先輩は、クスっと笑うと私の顔を覗き片方の眉をあげる。 何? 歩いていた足を止め虎先輩の顔に近づいた拍子にチュッとおでこにキスされ、かぁっと顔が熱くなった。 「何赤くしてんだ?」 っく・・・ 「もう知らない」 繋いでいた手を離そうとするとキュッと手を掴みなおされ頭をポンポンされる。 「ヒナ、ピアス痛くないか?」 「うん」 付き合って1週間後に虎先輩と同じ耳たぶにピアスを開けた。 開ける時、ほんと大変だったんだ。