凄く嬉しかった。 凄く胸がドキドキして、ずっと抱きしめていたいって思った。 ・・・恋。 色んな意味で辛いかもしれないけど虎先輩となら、きっと幸せな時間を送れるんじゃないかって。 「ヒナ」 「ん?」 「何でもない」 虎先輩は、ギュっと私を抱きしめたままゆっくり息を吐き 私の目から見る空は曇ってるけど、雲一つない綺麗な空だった。