「えっと・・・だって・・・」 私には、好きな人がいるんです! 「可愛いよね、このままする?」 虎先輩は、長い前髪を片手で後ろに流し動こうとする私の手を掴んだ。 「イ、イタイです」 「こんなんでイタイって言ったら、もっとこの先はイタイかもよ?」 クスッと笑う虎先輩の顔はイジワルです。 「離してください」 「ムリだよ」 っは、離して下さい! 固定されているカラダをバタバタ動かし先輩から離れようとした途端、掴まれている手の力が強くなって・・・