「流奈、もう帰れよ」
「誘ったのは、そっちでしょ?」
「うるさい。オレは、誘ってない」
「寂しそうな顔してたから」
「意味わかんねえよ」
「ぎゅっと抱きしめてくれたら帰る」
「わかった」
虎先輩は、流奈先輩の手を引っ張るとギュッと抱きしめた。
外は薄暗いはずなのに流奈先輩の嬉しそうな顔が見えて...泣きそうになってきた。
...虎先輩がダレかを抱きしめているのを見るのが辛いなんて。
私は...虎先輩が好きなの?
違う。
虎先輩の事なんて大っ嫌い。
嫌い
嫌い
嫌い
嫌いなはずなのに...
虎先輩の事が気になって...

