・・・え? 手に持っていた箸を膝に置き目を擦ると涙が零れていた。 「な、何でもないです」 手の甲で目を擦りニカっと笑いながらお弁当を食べるとポタポタと涙が後から後から零れて来る...。 「・・・ヒナちゃん?」 龍平先輩の顔が涙で霞んで見えないよ。 「だ、大丈夫です。気にしないでください。きっと急性結膜炎でかゆいのかも?」 涙が出てくる理由がわからない。 苦しくもないし悲しくもない。 反対に嬉しいのに。 「龍平~バスケの顧問が呼んでるぞ」