「イヤミじゃないです」
「クソ、生意気だぞ」
「虎先輩、イケメンが台無しです」
クっと手に力を入れ無理やり笑った。
「今度龍平先輩と2人でデートしようって誘われました」
「ふ~ん」
「オレの前だけでも弱音を吐いて欲しいって言われました」
「ヒナにも弱音あるんだな」
「虎先輩には、分からないと思います。イジワルだしワガママだし振り回すことしか知らないから」
「あのなっ!っく...もう分かった。取りあえず、ヒナの為に買って来たんだもらっとけ、そんじゃな」
虎先輩は、持っていたキーホルダーを無理やり私の手の平に乗せると帰ろうとした。

