口の中に入れても味が分からない。甘くて、とろけるほど美味しいはずなのに。無理にでも食べないと皆に迷惑かけちゃうかもしれない。 「ムリに食べ無くてもいいよ」 隣に座ってる河合先輩が、そう言ってくれた。 「ヒナちゃん、映画じゃなくて、どこかでゆっくりする?」 気を使ってくれる皆の前で笑みを零しながら「私なら大丈夫です」そう言って 美味しいはずのパフェをスプーンで口の中に押し込み食べ終わるとグラスに入っている水を沢山飲んだ。