「ヒナちゃん、大丈夫?」
映画館の前に着くと龍平先輩と河合先輩が待っていてくれた。
「大丈夫です...」
目元を擦りながら龍平先輩を見つめると優しく頭を撫でられ涙が込みあがってくる。
「虎君、でも良く分かったわね」
「あ~ちょっとヒナの様子がおかしかったからな」
「で虎、痴漢は、どうなったんだ?」
「常習犯だったらしくて、駅の交番に連れていかれてたよ」
「ヒナ、今度はちゃんと声を出せよ」
虎先輩に頭をコツンと叩かれると龍平先輩の手を引っ張られながら
「映画観るの止める?」そう言われたんだけど「大丈夫です」そう言ったあと
映画館へ入って行く途中「虎先輩がお腹が空いた」と言い出し、最上階にあるカフェに行くことになった。

