「ヒナ、久しぶりだな」 マンションから出て来た虎先輩は、私の顔をジッと見つめ「ゴミついてるぞ」そう言った後、指が目元に伸びてきて摘まむとビシッと抜いた!? 「っあ!」 「あって?」 「虎先輩、それ・・・」 「それって?」 ゴミだと思って取ったのは、苦労して付けたマツ毛!! 「虎先輩のバカ!」 虎先輩からマツ毛を奪い腕時計を確認すると時間が無い。 どうしよう・・・ っうっと涙を堪えトートバックから鏡を取り出し残ってる方のツケマをビシっと取ると目の前に居る虎先輩を睨みつけ駅の方へ進む。