いつもならチャラチャラした女子が虎先輩を争奪する感じだけど河合先輩が隣に座ってたら奪うって言うか奪えるものも奪えない。 「来いよ、どうせ暇だろ?」 「うん、ありがとう」 なんだろうな~私以外の女子には優しんだ、そう思うとムっとする。 「ヒナちゃんは、どっちがいい?」 虎先輩を見ていた龍平先輩は、視線を私に向ける。 「えっと・・・恋愛モノで」