「お~い、それならアクションでも観ようぜ」 どうしてかな~どうして横から話に入ってくるかな? 「虎、恋愛モノがいいだろ、アクションものって・・・」 龍平先輩は、私から2mほど離れた横隣りに座ってる虎先輩に声をかけた。 「オレは、アクションモノがいいの」 「虎君、映画観に行くの?私も行ってもいいかな?」 ベンチにチョコンと座り薄茶色の長い髪をなびかせ、ふわゆるなマツ毛に潤んだ瞳で虎先輩の袖を引っ張る河合先輩。 あ~虎先輩には、こんな雰囲気の女の子が似合うのかもしれない。