ぎゅっと抱きしめられ虎先輩の心臓の音がトクントクンと伝わってきた。 凄く優しい音で...まるで愛しい人を抱きしめるみたいだよ。 「ヒナ...」 耳元で名前を呼ばれ、上を見ると頬に指が伸びてきて... 「か、帰ります!」 抱きしめられていた手を無理やり離しドキドキしながら部屋を出て鞄を手に取ると振り向きもせず家に帰って行った。