前を見ると虎先輩が息を切らして前に立っていた。 「その弁当は、オレのだ」 そう言って、龍平先輩から取り上げると何も言わず屋上から消えて行った。 「あれ・・・虎のお弁当だったの?」 「あ...イヤ...お母さんが作っただけで...」 「そっか、ヒナちゃんが作ってないのなら別にいっか...」 龍平先輩は、持っていた紅茶をクっと飲みほし、クシャット潰すと空を見て呟いた。 「今度の日曜日デートしようか?」