「♪〜♪♪〜♪」
鼻歌なんか歌ってくつろいでる、そいつが聞きそうにないと、先程のやり取りで判断したためこれも却下。
結局のところ、解決策というものはすぐに浮かばないもので。
その理由に目眩すら起きそうだ。
聞かなきゃよかったと、この時、僕は全力で思った。
今まさに“自問自答”、という言葉がピッタリだろう。
何やってるんだかな、僕は。
「ねえねえっ」
「……なに」
「明日も貴方ここにいる?
いるならあたしまた来るから相手してよ」
……ほざけ。
僕はこの瞬間、当分ここには来れないと悟ってしまった。
じゃあ明日から一体どこへ行けばいいんだよ。
本当に迷惑極まりないこのバカ発言。
暴走するのも大概に、ほっておいてくれ。


