悪者女子の恋心!

「咲…キャラ変わりすぎ」
透真が苦笑する。


「あたしは可愛いキャラなんだから。仕方ないでしょ?」


こうやって透真から邪魔な女子を抹消してきた。

あたしの存在によって。


「英野さんおはよー」

クラスの男子が挨拶してきた。


「おはよう水沢くん」


挨拶はちゃんとしないとね。

「咲、着いたけど…」

ぼぅっとしてたらもう靴箱だった。