悪者女子の恋心!

ふ、と透真は笑って答えた。

「今は昼休みで、ここは別館1階。咲は昔から方向音痴だな」


色々ありすぎて時間を忘れてたけど…昼休みで良かった。


でも…声が出ない。

色々な感情が交錯して…

「咲…?」

「……っ」

背中や足や…叩かれた頬が痛い。

「その怪我、どうした?」

え、と手足を見ると紫や赤のアザが沢山できていた。
嘘…可愛いあたしの体が!

「別に。」

あぁっ珍しく可愛くない!