「可愛くねーな」


激痛と共にひょいっと浮遊感がした。


「な…何してんのよ!!」
「んー、お姫様抱っこ?保健室までだから我慢しろ」

恥ずかしいけど痛いし仕方ない。


「ありがとうございますは?」

ニヤッと笑う戸田にあたしは、


「ありがとう、ございます…」

「ん、上出来♪」






お礼を言うしかなかった。