悪者女子の恋心!

「自信がないのは自分のせいよ、あたしのせいにしないで。って伝えてくれる?」


ウンザリだわこういうの。

何回も何回も何回も鬱陶しい。

だから女子ってキライなの。


「最っっ…低!!」



去り際に突き飛ばされ、階段を転げ落ちるあたしの体。

佳苗さんは後ろを向いて走ってったから気づかない。


もう痛くも痒くもない。

痛みには慣れてるから。


今まであたしは泣かなかったとでも言うの?