悪者女子の恋心!

佳苗さんに手を引かれるまま、人通りの少ない第3校舎に着いた。



「あのぅ…佳苗さん、どうしたの?」


少し警戒しながら聞いた。

「私、英野さんのメイクが大好きで…教えて欲しくて!後お肌も綺麗ですよね!どんな化粧品使ってるんですか!?」


真剣に聞く佳苗さんに少し驚いた。

大人しそうな彼女から、こんなテンションが出てくるなんて…