悪者女子の恋心!

「ありがとう。…ねぇ咲?れなに何か言った?」


「何で?」


何も言わなかったこともないけれど。


特に嫌がらせとかはしてないし、あたしの趣味じゃない。


「れなが何あげたらいいか分からない、中途半端にはできないって…泣きそうな顔で言うんだ」

「それが何であたしのせいなのよ透真」


ちょっと眉をひそめて言う。
心外だわ、あたしが何かしただなんて。

透真からそんなこと言われるなんて、ちょっとプライドが傷ついた。