悪者女子の恋心!

「じゃっ…じゃあ、間宮は」


「あー、英野和菓子は間宮からの出向機関なの。女子高生や若い層のニーズに応えるための。ほら、間宮って老舗だけあって若い子は入るのに抵抗あるでしょ?だから、間宮から一時的に切り離して売りだしてるのよ」


確かに間宮は老舗らしい重々しくて荘厳な雰囲気があるから、入りやすいとは言えない。


あたしも最初は結構勇気いったしね。


「そう…聞きたいのはそれだけ?」


「うん。ありがとうございました」


お辞儀をして逃げるように応接室を出る。


「じゃあ…おばさん、さよなら」


「お邪魔しましたー」


万雄たちも後ろで挨拶をしてついてきた。



売り場まで来てやっと足が止まる。



足が震えてる。


2人が隣に居なかったら逃げ出しちゃいそうだった。

お母さん、やっぱり…あたしのことは嫌い?

もう目の前に現れないから、許してくれる?



ふと陳列棚に目が止まり、